20180503

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: カーボンシャフトへの移行に関するご相談です

【読者様からの質問】
「倉木 様

いつも参考になるブログと、何度か質問をさせて頂いた際の回答、ありがとうございます。

私は、40代前半 身長178㌢ 体重65㌔ 平均スコア90 ヘッドスピード43 
ドライバー平均飛距離260ヤード スイング軌道インサイドイン ストレートから少しフェードボールのゴルフが大好き人間です。

最近、手首の腱鞘炎と肘の違和感に悩まされております。

そこで倉木様にアドバイスを頂きたくメールさせて頂きます。

現在のクラブセッティング

1W ヤマハRmx118 10.5度 エボ3 661S 45.25インチ 311g

5W ヤマハRmxFW 17度 エボ3FW 70S 42.5インチ 342g

UT ヤマハRmxUT 19度 エボ3FW 80S 40インチ  370g

UT スリクソンU65 23度 NS980 S 38.75インチ 397g

アイアン(5I~P) タイトリスト716CB KBSツアー120S (5I 38インチ 420g)

ウエッジ タイトリスト SM6 50度 KBSツアー120S 457g 
     タイトリスト SM6 54度 KBSツアー120S 460g
     タイトリスト SM6 58度 DG S200   477g

① 現在のクラブセッティングの流れについてアドバイスをお願いいたします。


② 手首と肘の負担を減らす為にアイアンシャフトをカーボンに変える際のおすすめシャフトを教えて下さい。



③ スチールシャフトからカーボンシャフトに変更した場合、違和感なく振る為のシャフト重量を教えて下さい。



宜しくお願い致します。」



【倉木真二の回答】
・1について
ウェッジ以外、少し手元の粘りがあり、中間が硬めで先端の走るシャフトで統一されているので、基本的な流れは良いです。
ただしNS980はやや軟らかいのでKBS105S、又はKBS TGIカーボン80Sなどにすると剛性の流れが良くなります。
58度のDGをKBSツアー側に寄せるなら610ウェッジが抑えたショットを打ちやすく良いです。

・2について
KBSツアーと違い少し粘りが出ますがMCIなど良いと感じます。
粘りがあるので関節へのダメージが少なくなるような印象を持てます。

・3について
重量よりも剛性が重要になります。
KBSと同じ120gのアイアンカーボンシャフトになると肉が厚くなるので手元の剛性が高くなります。
それを避けるために「同じ振り心地にするならカーボンの方を軽くしろ」と昔は言われていました。
特に、ダイナミックゴールドのような粘り系の場合はそれが強くありました。
KBSは中間が硬い弾き系です。
KBS120と同じ重量帯のMCIは110になります。(MCIの方がカット前のシャフト長が1.5インチ短いため)
KBS120からMCIに移行するのであれば110Sが妥当です。
110Sのカット前シャフト重量は113gですがKBSツアーと同じ長さに換算すると概ね117gになります。
剛性のカーブは少し違いますがMCIの方が相対的に中間が軟らかめの剛性になるので全体として硬く感じるという事は無いとアドバイスします。


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