20160308

K1Hスイング理論: アダムスコット絶好調の要因とは?

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世界ゴルフ選手権「WGCキャデラック選手権」を制して
2週連続優勝を果たしたアダム・スコットの世界ランクが
9位から6位に上がってきました。
今シーズンに入って6試合に出場、優勝2回、トップ10入り4回で
フェデックスポイントでも今週から1位になっています。
皆さんはこの好調の原因は何だと思いますか?

2014年マスターズ優勝後アダムの世界ランキングは1位になりましたが
長尺パターを中尺パターに変更したり、キャディーが変わったりで
世界ランキングが下がっていました。

従って新しいパッティングスタイルに慣れてきて事と新しいキャディーとの
チームワークが良くなってきた事も要因であると思います。

次に考えられる要因としてはシャフトの変更です。
ドライバーはタイトリスト 915D3(ロフト角9.5度)
シャフトは三菱レイヨン・クロカゲ、シルバーTiNi XTS 70、フレックスX
アイアンは(3-9):タイトリスト 680MB
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX LZ、フレックス6.5

従来のプロジェクトXが全体的に固めなのに対しプロジェクトX LZは
フレックス6.5でも中調子で撓りを感じられるとの事。
このシャフトがアダムにフィットした理由はドライバーシャフトで使用している
クロカゲ、シルバーTiNi XTS 70、フレックスX(松山英樹も使用)が
中調子で統一感が出たと思われる。
以前このブログで紹介した下記URLで確認してください。

関連記事
http://jp.pgatour.com/pgatour/news/1703/
http://labo.atomicgolf.jp/archives/1880

アダムの2016年のスイングを分析してみて見習うべき事は
バックスイング時の右膝の位置とダウンスイング時の左膝の位置です。
アダムのスイングは2軸スイングですがバックスイング時右膝の位置は
アドレス時の右膝の位置と比較してほとんど動いていません。
従ってトップがコンパクトです。
アドレス・トップ
下半身がほとんど動かないK1Hスイングと比較してみて下さい。
ベンのA型アドレスからのスイングですので前傾が深いです。
ベン
次に左膝は明らかに動いているのですがダウンスイング時には元の
アドレス時の左膝の位置へ戻っています。
アドレス・インパクトアドレス・インパクトベン

つづく

このブログではK1Hスイング理論を紹介していますが
Hスイングに関しては詳細を説明しておりません。
一見棒立ち風のK型アドレス1軸スイングを真似て
ダフらなくなったが飛距離が出ないという方は
Hスイングの修得が必要です。
Hスイングはアドレスだけでなくテイクバックでさえ
従来のスイング理論と考え方が異なっています。
詳細はこちら
http://k1h.ehoh.net/

K1Hスイング理論としてはこのスイングが完成形です。
最近のベンはジムトレーニングによる筋力の増加でヘッドスピードが
上がりXシャフトのクラブを使用しています。
ジュニアやアマチュアでシングルを目指すゴルファーの皆さんは
このスイング動画のリズムを今後とも参考にして下さい。



from K1Hスイング理論